今年も毎年通っているGランドへ行ってきました。
24歳から通いはじめて、今年55歳、
おばさんになっても通いたいと思うパーフェクトレフトブレイク、Gランドの事を書いてみました。
(実は、私はグーフィーが苦手です。)
Gランドって、よくわからない人もいると思いますので、一応説明を書いて見ました。

Gランドとは、インドネシア ジャワ島にあるサーフキャンプ、グラジガン(グラジャガン)です。
ジャングルの中にあるキャンプに泊まり
(キャンプといってもテントで寝泊りするわけではありません)、
目の前のリーフブレイクはレフトの波、ものすごい波なんです。
(あるサイトにワールドクラスのレフトブレイクって書いてあった)
何もないので、毎日波乗りしかしません。
このポイントのシーズンは、乾季にあたる、3月末くらいから10月くらいまで。
風がオフショアの季節にパーフェクトな波がたっています。
そして、一番重要なのは、潮目です。
私たちはいつも大潮の潮目でいきます。
ビックタイドでいい波が出現するといわれてします。
うねりの方向でヒットするピークが変わります。
スケールの大きなリーフで、大雑把に言うと、
左からコングス~マネーツリー~ランチンパッド~スピーディーズ、、、
ほんとうはもっと細かくピークに名前があります。


ここは国定公園で、バリのクタリーフの船着場から高速ボートで行きます。
毎日はボートは出ていなくて、3日おきに行くことができます。
私たちはいつも、ボビーズキャンプに泊まります。
ネットで予約、Gランドオフィスで支払います。
円でもインドネシアの通貨ルピアでもドルでもOKです。
カードも使えます。(手数料が何パーセントかかかります。)
日本でツアーで申し込んだ場合は、その時にお支払いのようです。
GランドボビーズキャンプTシャツのプレゼントあります。
高速ボート
今回はボートの上で寝て行きました。波が高いとき、風が強いとき、かなりゆれます。昨年からめまいの症状があるので、乗り物は心配です。
Gランドの波。
ビーチで波チェック
波乗りしかないキャンプなので、毎日こんな感じの日々。
ハイタイドの波
ロータイドの波
Gランドはリーフが危険。出入りの時にちょこっとリーフにぶつけただけでもスパッと切れてしまいます。サンゴのリーフです。
ウニも危険。
ビックシャローな棚のようなところもあり、インサイドは要注意です。
私は今回、2ミリのフルスーツで波乗りしました。
水温もだいたいバリよりも低めです。
私の場合、何時間も乗れないときが多いから、カラダが冷えきってしまい、
寒くて動けなくなり、波乗りできなくなったりする。
だけど、今回はフルスーツだったから、ランチタイムで人が減っていくのを待ち、
3時間~4時間ねばってはいる。
上手なサーファーがあがっていなくなったら、そこからまねして乗ってみる。
上がれなくなって、上がるのに30分かかることもしばしば。
すっかり潮が引いて危険なタイドの時でも、ウェットスーツがあれば少し安心です。
昨年は、乗れなくて、上がれなくて、やっと乗ったら潮がすーっと引いて、
ボトムが茶色いリーフになってしまい、顔から行きそうになったので手をついて巻かれて、
水の中で頭ぶつけてでんぐり返りして、横になってリーフを転がり時計キズつき、手のひらにウニが刺さって、色々打撲していました。
今回は、そんなことにならないように十分気をつけました。
昨年は今まで一番のコンディションで、実力以上の波にテイクオフしてくらって、首を怪我(むちうち)してしまったので、特にリップをくらわないように注意しました。




今回は、雲があっていいサンセットは見れなかったけれど、きれいでした。
ビンタンビールをのみながら、ビーチでまったり~のつもりが・・
雨が降った後の夕暮れは、ブヨ(ぶゆ)がすごくて、ひどい目に合いました。この日は蚊もぶゆも少なくて、虫除けたっぷりつけていて大丈夫でした。
虫除けスプレーは到着した日にバリで仕入れていきました。


夕食は、ジャワ時間の午後7時から。
2種類から選べて、チキンかフィッシュ。
ソースが少し変わるだけで、似た感じの味であきる・・。
そんなときは、スタッフのまかない飯をわけてもらいます。
スタッフのドラゴンがごはんを持ってきてくれました。
好きな量だけもらいます。
私は必ず味噌汁をもっていく。
お湯はいつも用意されていて、コーヒーやティー、ミロなどフリーで飲めます。
私は日本のインスタントコーヒーとかごぼう茶とか持って行きます。
みんなで夕食。
ビンタンビールの小瓶350mlが一日2本飲めます。
昨年まで3本でした。追加で飲む場合は、後で請求されて支払います。
コーラなんかもあります。
売店では、ポカリスェット、缶コーラ、アクアが売っています。
ワックス、帰るサーファーが置いていった中古ボードもあります。
すごい掘り出し物もあるみたいです。
レストラン、だいたいいつもいっしょの日程のカミサップと、
後ろはスタッフのジャッキー。
ジャッキーとは毎回1回はケンカになってしまうんだけど、、、
今回のもめごとは、私の持ってきた入浴剤が気に入ったらしく、少し分けてあげるといったのに
しげさんとジャッキーで10日分あったのを2回でほとんど使ってしまって・・
私の分ないじゃないか~
あれほど入れすぎないでって言ったのに・・怒る気にもならずけんかになりませんでした。
洗濯は自分でしてもいいけれど、頼むとやってもらえます。
料金は忘れました・・
怪我をしたときは、ドクターがいれば縫ってもらえます。
いないときは、隣のキャンプまで行くといます。
以前は村まで行って縫ってもらっていたけれど、(チャーシューの糸のようなもので)
今は消毒薬などもあるし、前よりも安心です。
でも、かならず自分で薬などは用意していきます。


ここからは、私の修行日記です。作文みたいで長いので、お時間のある方読んで下さいね。
修行1日目の波乗りは・・・
一日目は、ボードが届かず・・
午前のハイタイドに波乗りができなかった。
ラマダンのせいで道路が渋滞らしい・・お昼近くなりボードが届き、
昼食をとってから波乗りへ。
初日からロータイドです。
サイズは、朝は物足りない感じで、初日にはちょうどいいと思ったけれど、
夕方にかけてサイズアップしてきました。
それでもGランドではスモールコンディションです。
行く2週間くらい前に捻挫をしてしまったけれど、治療院、施術で何とか間に合わせることができて、
平らなところなら走れるくらいまで回復していました。
成田空港でビールを買い忘れたので、コンビ二まで全力疾走ができました。
(しかし、、なんと、今年からエアアジアはアルコールの機内持ち込みができなくなっていたので、結局飲めませんでした。足首に負担かかる、無駄な努力をしてしまった・・)
ロータイドのリーフは平らじゃないから捻挫治ったばかりの足で歩くのが大変で、
ボディボードのフィンをつけて20分くらい歩いて海に飛び込んだら、、、
ふくらはぎがつってしまい・・
なかなかアウトにでられない・・フィンがうまく使えない。
捻挫なのに無理して歩いたからか、足首ぶらぶらしている。
何とかゲッティングアウトしたけれど、テイクオフしようとしたら、ふくらはぎがつる。
飛行機乗ると脚がむくむから、ストレッチはかなり入念にしたんだけど・・
アウトでストレッチして、もう一度挑戦。
何とか一本のってプルアウトしたら、両ふくらはぎがつって・・
2本目乗ろうとしたら、もも裏もつって、足裏もつって、足指もつって、
しまいに両脚全部つって、
しばらくアウトで休んで、再度ポジションへ。
そんなことをしていたら、Gランド師匠のしげさんに乗らないからめちゃくちゃ注意されました。
がんばろうと思ったけれど、できなくて、、、
最後までうまくキックすることは出来ませんでした。
そんなんで、一日目は、めちゃくちゃおこられました。
捻挫悪化~足つったから~とか、言い訳するともっと怒られるから言わないけれど、
こんなのはじめて、おぼれるかと思いました。
Gランドのためのトレーニングして来ているのに・・55歳ってこんな感じなんですね。
年を感じました。
修行2日目、
この日は、ハイタイドで波乗り。少しサイズアップ!
夜にしっかりストレッチして、マッサージしてもらい、
何とか回復。と思ったら・・
しばらくすると左ふくらはぎがつっていました。
この日もあまり乗っていなかったので、めちゃくちゃ怒られました。
修行の旅ですからね。
海の中は、、、
意外と混んでいて、私のようなへなちょこは、なかなかいいポジションから乗れない・・
ショルダーからあわせていると言われ厳しく注意されます。
奥に行っているつもりなのに、、まだ奥からです。
さらに奥から乗りたいけれど、ピークにあわせるのに移動がのろくてすぐに外人に乗られてしまう。
手ごろな波に乗りたいけれど、合わせる実力がないからダメダメです・・。
まずはポジションがわかっていなくて、板を出すところがあまいからだめなんです。
だめなところはわかります。でもできない。
人のいないところから乗るように言われていたけれど、人が多くて、自分のタイミングで乗れるところがほとんどない。
足首のぶらぶらがすごくなってしまい、キックが弱いと感じていました。
強く蹴らなければ、レイトテイクオフになるとハイラインを走れなくて、ターンできない・・
Gランドの波は、とにかく早い。
今日はボードを長いのに変えてみたけれど、明日は、テイクオフの早い浮力のあるので試してみよう。
とにかくテイクオフすることが大切だから。
明日の目標は、
①ダンパーとわかっていても乗ること。走れるだけ走る。
②自分のポジションに波が来たら、下まで流されるのわかっていても、板を出すこと。
しっかりフィンを使えるように、痛めた右足首付近にシップをたくさん貼って、寝ました。